こまめなPDCAを回す

ISO認証取得組織は、組織にPDCAを定着させ、活用する素晴らしい道具だとの認識がどんだけあるのだろう?


認証取得を目的に、真面目に必死に事務局や内部監査員は頑張る。そして、めでたく認証を取得する。「それだけ?」とお聞きしたくなる組織の多いこと・・・

これは、残念と言うよりも、組織構成員や責任者、事務局がかわいそうだ。


PDCAは審査に合わせて回している。このため、1年間を基本にしたPDCAになっているのが普通だ。

これは、審査のためのISOであることの一つの証だろう

組織のISOは審査のためにあるのではない。組織のためにこそある。

PDCAは極端に言えば、1日1日で回しても良い。

例えば、営業であれば、朝礼時にP,業務時間にDとC、終業時にAだって良いと思う。

規格が何を求めているかも大切だが、自社が規格をどう活用したいかがもっと大切だ。


ISOに関して、特に品質の認証取得企業が減少傾向にある。とても心配だ。


単に認証取得をさせるコンサルの弊害か、それともそのコンサルを使って、安く、早く、簡単に認証を取得した企業の失敗か、それは分からないが、認定機関は組織数の減少の原因を知り、対処すべき時期であろう。