建設業の誇りを取り戻せ!

建設業と言う言葉から連想することは何だろう?
こんな質問を建設業界以外の方に聞くと、
談合、下請けいじめ、3K(きつい、汚い、給料が安い)・・・
等のマイナスイメージしかない

建設業界の人に聞くと
談合、労災事故、不況・・・
やっぱりマイナスイメージだ

マイナスイメージが多いなと建設業界の人に言うと
でも、自分たちがいなければ、シャープの亀山工場もできない、高速道路もできない、地下鉄も走らない、原子力発電所だってできない・・自分たちが国を支えている
という自負心もある

建設業界は、かつては新規参入が制限され、競争という意識の希薄な業界だった

しかし、規制緩和の波を受け、今こそ、変革が求められている

下請け製造業の方に聞くと、「建設業はいい。なんせお客さんが世の中からいなくならないから。製造業の下請けは、来月から納品しなくて良いと言われる世界だ。来月からベトナムで生産するからという理由だ」

中小企業の再生支援が国を挙げて活発だ。
先日、再生支援の最前線にいる方のお話を聞いた。
建設業、それも官公需依存度の高い建設業は、再生支援が困難だと言う。
それは、官公需の増加と言う完全に外部環境の変化でしか売上高を増やせないためだ。

企業を取り巻く外部環境は時々刻々変化している。
企業は外部環境の変化を察知し、企業体質を変化させて対応しなければ、生き残ることは難しいと思う。

建設業は外部環境の変化を嘆くだけでなく、変化に対応して、企業を変革しなければ、生き残ることは難しいことを理解し、経営革新に即座に取り組む必要がある。

今数社の建設業の再建に取り組んでいるが、異口同音で社長が「どうにかなりますよ」と根拠のない楽観的な見方をしている。

それがこの業界の標準だとしたら、今こそ、経営革新で頭一つ抜きん出るチャンスではないだろうか。

そんな支援を今年中に実施し、1社でも多くの建設業の競争力強化に関与したい。

ちょっと別の話

今、大学は選ばなければ、どこかの大学に確実の入れるそうだ。
このため、日々の勉強を全くしなくとも、どこかに入れると言う安心感からか、自宅学習ゼロの高校生も多いと言う
勉強をしない高校生が多い時代だからこそ、毎日少しずつの勉強が、自分自身を鍛え、将来の宝になると知った高校生は、人生の成功を勝ち散る可能性が高まるように思う。
もちろん、有名大学に入ればそれで安泰ではないだろう。
しかし、難関大学に入ると言う意思、その意思を実現する意思の強さは、雇用側にとって見ると魅力的な人材像ではないだろうか。