職場、家庭におけるリスクを下げる方法は、危険因子の状況、職場や家庭のレイアウトなどによって、一概に断言できる方法はありません。
寝室の家具が危ないと言われます。しかし、寝室が20畳ほどあって、タンスが倒れても、ベッドから遠ければ、危険因子ではないかもしれません。
タンスが倒れて寝ているベッドに倒れてくるならば、危険因子になります。
このような場合、タンスの背の高さでタンスのリスクを下げる方法が違ってきます。
背が低ければ、天井との空間が大きいため「つっかえ棒」は役に立ちません。タンスの下にタンスを動きを抑制する材料を入れます。
背が高い場合、「つっかえ棒」は多少の役目を果たしますが、数本の「つっかえ棒」では、地震の力を受け止めることは難しいかもしれません。この場合は、「つっかえ棒」という点で支える対策に加えて、面で支える方法が必要だと思います。
簡単な方法として、ダンボールに古着などの軽い物を詰めて、タンスと天井の間の空間を埋めたり、そのダンボールの上に摩擦係数の大きなゴムシートを入れ込んだりすると効果的かもしれません。
リスクは状況を見ながら、考え実行しましょう。
その場合、一気に対策を進めれば一番いいですが、無理であれば、一部屋ごとに進めるといいと思います。
ただし、いつ巨大地震が襲ってくるかは分からないと言う点は忘れないでください。