今日は規格の解釈ではなく、教育と訓練の違いを説明します。

教育訓練とワンフレーズになっていますが、教育と訓練は明確な違いがあると思います。

まず、訓練ですが、訓練とは条件反射で何らかの作業を適切に行えるようにすることと考えます。

例えば、目の前で初期火災を発見したとしましょう。消火器が近くにあれば、消火器の使い方をいちいち考えなくても、無条件に消火器で消火するということです。消火器がなければ、手近な物で消火する、あるいは大声で支援を求める等です。

教育は理屈、知識を覚えるものですが、基本的には自らが学ぶことの大切さに気づき、自主的な学習を促進することだと思います。

教育も訓練も目的を明確にもち、理想の到達点を決めることが効果的だと思います。決して、教育や訓練を実施することを目的にしないこと、ましてや教育訓練をしたことの記録を残すことを目的にしては、時間と費用をどぶに捨てるようなものだと思います。