この季節は、長年勤務した建設コンサルタント業界を去った季節でもある。
昭和57年に土木工学を学んだ大学院を修了し、建設コンサルタント業界に飛び込んだ。
自然豊かな現場調査、排ガスまみれの都内の調査、人々の美意識の調査など、本当に様々な調査や計画を経験できた。
そして、この時期、強い思いと志を持って、業界を去る決断をした。
今、個人事業者になって、全責任を自分で背負っている、そこには責任感以上に壮大な夢に向かう途中のワクワク感がある。
これは、初めて富士山に登った大学1年生の頃と同じ感覚だ。目指す頂上は、時々ある晴れ間に少しだけ見えるが、突然雲が出、雨やあられが降る。極度に寒くなったり、日が照り付けて暑くもなる。
壮大な夢は、富士山の頂上と同じで、ちょっとだけ可能性が見えただけでも、ワクワクする。きっと、頂上に立つと、北アルプス南アルプスの山々が遠くに見えるのだろう。そして、新たな目標にチャレンジする。
こんな風に考えると、人生は短いがありがたい。