中小企業診断士という仕事はこの世にはないと思う。この資格は経営に関する様々な雑学的な知識をあるレベルで有すると認定される資格であり、この資格というよりも、資格を獲得する過程で得た知識、考え方を活用して初めてこの資格を活かした仕事ができると言えるのではないかと思う。
自分はISOの審査において、質問の中に審査先企業で気づいて欲しい内容を盛り込んだ質問に心がけている。その際、バックにある知識は診断士で学んだ知識だ。
この資格は資格に安心すると何も生み出さない資格のようにも思う。
提供する商品は、言葉でり、図表であるが、無形であるが、顧客の心の中で形が見えるものでなければならない。そして、顧客が一歩踏み出す勇気を持てる商品でなければならないと思う。

[執筆]
執筆という仕事をしていて、考えるという行為は何だろうと思うことがある。
考えて何か全く新しい価値観を創造することは難しい。しかし、古い価値観を学び、いろんな確度から考え、読み手を想定し、別の角度から古い価値観を見直す、この作業を繰り返すうち、突然新しい価値観らしきものが見えてくる。
誰もが知らない価値を創造する人々は尊敬に値する。