自分が住む船橋市には、長年の懸案事項があった。それは、南北の軸を分断する京成電鉄であった。交通遮断による慢性的な南北軸の渋滞は、船橋市にとっても大きな悩みであった。
そこで、千葉県、船橋市京成電鉄の高架化事業を京成にお願いし、実現した。
完全な高架化は、今年度内であろうが、ここで一つ検討すべき課題が生じた。
それは、高架下の空間の有効利用である。高架下空間の有効利用に関しては、平成17年の夏に市民からアイデア募集があり、診断士仲間で現地を踏査し、様々なアイデアを提出した。その後、市役所の若手によるワーキングが発足し、3つの案が提案された。
今回、船橋市は学識経験者、商店街関係者、自治会関係者、市民代表で構成される協議会を発足させて。
自分は昨年からの経緯もあり、市民委員に応募し、採用された。
6月28日(水)に第1回協議会が市役所で開催され、市長からの委嘱状交付、自己紹介、これまでの経緯、今後の予定などが説明された。
市民委員は、自分以外に2名の計3名である。今年度内に京成電鉄に対する提案をとりまとめる協議会で、非常にワクワクする。
過去に建設コンサルタントとして、事業者側の立場で市民と対峙することが多かったが、初めての市民側に立つことなった。無責任な印象が強かった市民であったが、自分は責任を持って船橋市民のための役立つ提案が可能なようにしたいと思う。