この言葉は常に心に留めて置きたい。中小企業診断士技術士、環境主任審査員等の資格を活用した仕事をしていると、「先生」と呼ばれることが多くなる。初めの頃は、恥ずかしさと申し訳なさを感じていたが、度重なると「先生」と呼ばれることに抵抗が薄くなっていった。そのうち、先生と呼ばれないと違和感を覚えるようになった。そんな時、ふと思い出した言葉が、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」である。思い出した瞬間、その場に居合わせた方々が驚くほど、自分は恥ずかしさで頭に血が上り、顔が真っ赤になった。
診断士に登録して多くのベテラン診断士とお話しする機会があり、活躍されていると言われる診断士ほど、頭の低い方が多い。新米診断士を前に話をされるベテラン診断士を見ていると、成功している診断士の方々は、その場で話をさせて頂いているという気持ちが伝わってくる。一方、そうでないベテラン診断士の方々は、話をしてやっているという気持ちが分かる。この違いがその人の人生を決めているのだなと感じる。
自分も常に気をつけたい。