最近、審査員を目指したいという方々から相談を受けることが多くなってきた。
現在、審査員は環境だけで見ると、主任審査員が1,399人、審査員が1,000人、審査員補が8,545人が登録している。
審査は、初めての登録のための初回審査、毎年行われる定期審査、3年に1回の更新審査、システムの変更における変更審査などがあり、年間の総審査回数は不明であるが、毎年確実の行われる定期審査や更新審査の回数は、総登録組織数とほぼ同数と思える。
総登録組織数は、18,511件ある。これを審査員数で割ると、審査員一人当たりの年間の審査組織数(審査回数)が推定できる。
主任審査員は、13,2回/年・人、審査員は18.5回/年・人、審査員補は2.2回/年・人となる。
審査員補が審査員になるためには、4回以上20日間以上のハードルがある。回数・日数以外にも、初回、定期、更新の全てを経験する必要があるが、回数だけを考えても、2年近い期間が必要になる。さらに、定期審査は回数が1/3にカウントされるので、定期だけを考えると、6年近い期間が必要になる。
非常に厳しい条件であり、審査を本職にしたいと考える場合、審査員となると言う強い決意、審査を通じてどのように世に貢献したいかという明確な目的が必要にあると思う。