昭和20年8月10日、澄み切った青空を切り裂く、アメリカのB29爆撃機が、1発の原子爆弾広島市民の頭上に投下した。既に、戦闘能力を失った我が国に、まるで人体実験でも行うかのような原爆投下だ。
爆撃機エノラ・ゲイの搭乗員が、原爆投下を後悔していないと臆面も無く話す。韓国や中国ならば、永遠に「謝罪しろ!」と目を吊り上げ、唾を飛ばしながら叫び続けるであろう。
まら、乗組員達は核爆弾のスイッチを押す前によく考えて欲しいなどと言ったそうだ。確かに、現代の核爆弾の最終破壊兵器としての威力は大きすぎ、人類を滅亡させる恐れがあるので、正しい表現かもしれない。しかし、大量殺戮の張本人が、言える権利など見当たらない。
欧米列強に侵略戦争を仕掛けられ、我が国民族の存亡をかけて闘った、ある意味自己防衛の戦いにおいて、最後は広島、長崎の多くの犠牲者で我が国は完膚なきまでに叩きのめされた。そのことを想うと戦後のたくましい復興を成し遂げた多くの先輩の皆さんに感謝の気持ちを抱かざるを得ない。
ところで、広島の平和祈念公園に石碑があり、「過ちは繰り返しません」とあったように記憶している。これは、何かの間違いだとずっと想っていた。正しくは、「過ちは繰り返させません」であろう。単なるミスと思っておこう。