船橋市内を東西に横切る京成電鉄には、多くの踏切があり、市内の南北の交通障害となってきた。このため、高架化工事が鋭意進められていたが、とうとう2年後に完全高架化が完了する。これにともなって、高架下に大規模な空間が出現することとなる。
船橋市では「お役所の頭では駐輪場か駐車場しか思いつかない」ということから、高架下空間に関する斬新なアイデアを広く市民に募集することとなった。
とても興味あるプロジェクトだと思う。船橋市における商工業は沈滞ムードが漂っており、この空間の利用如何によっては、何らかの起爆剤ともなると期待できる。
このため、自分と同じ中小企業診断士を中心に、現場を見たり、上位計画である総合計画などを参照し、この空間の利用に関してフリーな立場で提案をしたいと考えている。
このような検討は通常は都市計画や交通などのいわゆる建設コンサルタント系の技術者が行うものであるが、商店街再生や経営戦略的な発想を持った中小企業診断士の仲間が知恵を出し合って作る提案書は、相当に自由な発想でユニークなものとなることが期待できる。
イデアは、初めに沢山の思いつきからスタートし、親和図法などで収束させ、一つの方向性を出したいと思っている。
さらに、このプロジェクトによって、多くの中小企業診断士やその他の士業が連携できる仕組みも模索したい。