今日はNPO法人日本ファシリテーション協会の通常総会に参加した。様々な総会に参加しているが、この協会の総会は他に例をみない面白い総会であった。
ファシリテーションとは、ファシリテート、すなわち、容易にするということで、例えば硬直化した会議のプロセスに関与し、会議をスムースに行い、目標に到達できるよう運営管理するというものであり、企業に限らず、教育、福祉、環境、自治体など様々な分野で注目されているものである。
FAJは日本ファシリテーション協会の略称で、ファシリテーションに関心のある個人を中心に結成された非営利の法人である。
総会では、前年度事業報告、次年度事業計画が承認されたが、通常の総会では「異議なし」で終わるが、FAJでは様々な意見・質問が出された。この点が自分にとっては、新鮮であった。
総会後は、講演があり、スコラ・コンサルトの柴田さんの非常に興味深く、かつ腑に落ちる話が聞けた。柴田さんのお話しは、倫理法人会に通じることも多く、倫理法人会の普遍性を再確認することもできた。
その後は、懇親会があり、多くの方々とご縁を持てた。
帰りの電車でふと思い出したことがあった。それは、小学生の頃、高学年になると参加するキャンプの思い出だった。
子供とボランティアの大人でキャンプに行き、テントを張ったり、飯ごうで炊飯したりし、その後、キャンプファイアーがあった。キャンプファイアーでは、初めて会う子供同士も多く、ボランティアの大人の方々が、気持ちをほぐしてくれるよう、様々なゲームや出し物をしてくれた。少しひねくれていたのか、「ここは笑わなくてはいけない」「ここは、楽しそうにしなくては、折角来てお手伝いしてくれている大人に悪いな」とか、「ここは思いっきり拍手しなくてはいけない」という気持ちがあった。
FAJは面白い人々の集団ではあるが、こんな心理を思い出してしまい、申し訳ないなと思いつつ帰宅した。
きっとこの心理は自分が、まだ心からFAJに溶け込んでいないためだと思う。これからもっと積極的に月例会にも参加しようと決意した。