今日から新年度が始まる。新入社員が真新しいスーツで、入社式に臨んだことだろう。
自分も昭和57年4月1日に新入社員として、今日を迎えた。朝、家を出るときの緊張感とワクワク感は遠い記憶だ。しかし、入社式で会長から聞いた話は、今でも鮮明な記憶としてある。
「誠意を持って事に当たりなさい。誠意があれば勇気が湧く」
日本の建設コンサルタントの育ての親である久保田豊氏から直接の講話を聞くことができた自分は、本当に幸せ者だ。
今日の入社式で各社の社長は、新入社員が一生心に持つ、宝物を伝えることができただろうか?
話し手も聞き手も様々な情報が頭に詰まっていると、どんなにいい話でも素直に聞けない時代になったのだろうか。
今日から新社会人になった多くの若者にエールを送りたい。